この度、レプロ東京2019年シーズンの副キャプテンとなりました草刈康次です。
私がレプロ東京を知ったきっかけは、ネット上のメンバー募集でした。初めて練習参加をしたのが約一年前で、すぐにレプロ東京というチームがとても魅力的なチームであると思いました。
積極的に話しかけてチームに溶け込ませてくれる雰囲気、プレー中はひたむきに真剣にサッカーと向き合う姿勢など、チームの温度が高さが選手としては魅力に思います。
また、今までの人生でろう者と関わることがなかった私は、もちろん初めてろう者と同じピッチでプレーし、声では伝え難い状況で如何にコミュニケーションを取り、プレーを成立させるという自分にとっての新しい経験、サッカー観の広がりが一番の魅力であると思っています。
そこから、入団を決意し、2018年シーズンは通してチーム活動させて頂きました。
2018年シーズンを振り返り、改めて(サッカーにおける)コミュニケーションの重要性に気付かされました。
シーズン序盤は、聴者とろう者とのプレー中のコミュニケーションの難しさを感じていたと思います。特にDFであった私は、前を向いている味方にどう伝えたらいいのか、聞こえない味方にどう伝えたらいいのかに迷いました。
その迷いをチームに共有し、「前にいる選手はできるだけ後ろを向いてもらう」「共通のジェスチャーで伝える」といったレプロ東京ならではの工夫で、徐々に勝てるチームへと成長していったと感じます。
しかし、結果としてチーム目標でもあった東京都リーグ3部昇格は果たせませんでした。
今年こそは、東京都リーグ3部昇格。
簡単ではないことは2018年に知りました。
しかし、シーズン終盤でのチーム成長では、可能であるということも感じています。
昨年は林キャプテン、吉野副キャプテン、長友副キャプテンの下で大きく成長できたと思います。
今年は昨年以上にチームが成長できるように、長友新キャプテン、吉野副キャプテンと共に働きかけられる存在として頑張らさせて頂きます。
また、レプロ東京ではサッカーだけでなく、社会貢献も大きなテーマとなっています。
デフサッカー疑似体験などのレプロ東京主催のイベントも計画しているため、私自身も今まで経験したことを伝える立場で、多くの人と交流し、私が経験したサッカー観、世界観が広がる機会の提供を手助けしていきたいと思います。
それらのレプロ東京の活動が広がり、『フットボールを通じて、世の中に感動を創造し続ける存在』になれるべく、監督、コーチ、スタッフ、選手、各関係者と共にレプロ東京の拡大に少しでも貢献できるように努めて参ります。
よろしくお願い致します。
草刈 康次